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工場・事務所移転でより効率化へ

2019.02.12

PECの新工場イメージ

高度な技術とシステム供給

ポリマーエンジニアリング(株)(略称・PEC)は、その前身のポリウレタンエンジニアリングの時代から国内トップメーカーとして長年のポリウレタン(PUR)成形機での実績と、世界に開かれた開発力・情報力を活かし、PURのみならず、その究極の混合技術利用した反応性液状樹脂成形など各種プラスチック成形のエンジニアリングを通して生産に最適なシステムづくりを行っている。

特に、流体撹拌についてはどこにも負けない実績と技術力を備えているとの自負を持ち、常に新たな課題に挑戦、『業界をリードするポリウレタンテクノロジーを中心とした高度な技術とシステムの供給を礎に、人々の夢をカタチに、快適な未来環境をめざす』ことをポリシーとしている。

同社はウレタン発泡機などで世界に通用する技術を有し、冷蔵庫、建材パネルなどのほか、自動車では内製部品など国内に多数納入しており、海外進出している日系企業への納入も数多い。岡崎で作った機械が世界各国で稼働している。

それぞれの機械はユーザーの要求に合わせて最も効率的で使いやすい形に設計製作している。修理も迅速に対応できるよう相当数のパーツを常に社内にストックしていることからも同社はユーザー本位であることが窺い知れる。

ニュースであるが、同社は現在新工場を建設中で、今年2月に移転する。移転先は現在の場所から車で10分程の同じ愛知県岡崎市内で、事務所、工場ともに完全移転する。

新工場は長手方向の組付けを考慮した構造となっており、注入機はもとより、コンベアなどの長い設備を自社内でライン全体として組み立てることが可能となり一層の効率化が図られる。

また、ウレタン発泡エ程から発泡製品の切る・削る・開孔などの加工を行う装置や、リボンデッドフォーム用の成形機と行った再利用装置のほか、最近いよいよ広まり始めて、同社の高度な技術が大きく評価され始めたCFRP(炭素繊維複合材料)分野への対応もこの工場から行われる。

CFRPのRTM(レジントランスファーモールデイング)一体成形技術は、約10年前から開発、その高い技術が自動車メーカーに認められ実績をあげているが、各社量産へと普及していくものと期待されている。

「新工湯への移転に伴い、ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願い致します。ユーザーの皆さまに確実に安心できる性能の設備を提供することを目指して参ります。」(山川孝好社長)

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